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【今日の――線部(傍線部)】「大切なのは『何が何でも正しい道を選ぶ』ことではない」

20171004【今日の――線部(傍線部)】

「幸せな人生を送るために大切なのは『何が何でも正しい道を選ぶ』ことではなく、後悔することなく、納得して選ぶ勇気ではないでしょうか」

(『「ひとりぼっち」こそが最強の生存戦略である』名越康文著)

 

われわれはいかにまわりの人の目を気にしてものを決めているか。

この本は自分の意志で決めることの大事さを教えてくれる。

しかし、言うは易く行うは難し。

自分の選択が自分の人生の方向性を決めている。

あなたはどれだけ自分の意志だけで決めていますか?

成長の芽

最近、長文問題に覚醒する子が何人か出てきて、こちらとしてもとてもやりがいがあります。

 

たとえ模試の偏差値の数字が低かったり変わらなかったりしていても、この後、確実にできるようになってきます。

こういう子にはこの機を逃さずに長文問題の宿題を多めに出します。

指導(授業)後や次の日など間をおかずにやると効果が出ます。

これを続けていくとだいぶ変わるはずです。

 

子どもの「成長の芽」をみてあげる大人がいると子どもは伸びます。

建築家 安藤忠雄氏講演会を聞いて

建築家の安藤忠雄氏の講演会に先日行ってきました。安藤さんはバイタリティーのかたまりですね。(安藤氏の文章は中学入試にもよく出ます。)

 

・大学に行かず「独学」で建築を学ぶ。

・仕事がないので、だれからも依頼もされていないのに勝手に設計図を書いていた。

・世界の名建築を見るために自費で世界旅行をした。

・2014年までに十二指腸、すい臓、脾臓など5か所の臓器をがんで失っている。それでもあきらめない。

・一日に一回感動しろ。見たことのないものを見よ。

・誰もが納得する仕事をしろ。

・英語は話せないけど、U2のボノとは友達だ。心があれば通じるものだ。

 

などなど、非常に刺激的な内容でした。

ル・コルビジェをはじめとする安藤氏あこがれの名建築、安藤氏の関わった難建築の写真が次々にスクリーンに映し出された後、安藤氏設計、真駒内の「頭大仏」の写真が紹介されると会場中が笑いの渦に(笑)。

「鎌倉の大仏は見せすぎ。もっと隠さないと」

真駒内の大仏は遠くから見たときは、大仏様の頭の上半分しか見えず、そこから下はすべて広い地下空間に隠されています。

遠くから見ると、春は一面にラベンダーが咲き誇る畑の中に丸い石のようなものがちょこんと出ているのが見え、冬は一面雪景色の中に丸い石のようなものがちょこんと見える。

これを見た人は「いったいあの丸いのは何だ」と思う。するとみんな見に行ってみたくなる。

 

http://takinoreien.com/?page_id=28

 

真駒内、直島など、もともと人のまったく来なかった場所が、すばらしい建築をきっかけに人々がどっと押し寄せて息を吹き返す。建築って本当にすごいですね。

 

講演会や本などでよく

「ワクワクすることをしよう」

とか言われますが、正直、今までよくわかりませんでしたが、安藤さんのお話からはそれがヒリヒリするくらいに伝わってきました。

 

9月27日から国立新美術館で「安藤忠雄展」があるそうで、15万人集客しなくてはいけないとおっしゃってました。(安藤さんにも(スケールは違えど)ノルマがあるんですね。)

かの有名な「光の教会」が原寸大で再現されるそうです。今から楽しみです。20170908 光の教会 Church of the Light 078 20170908 真駒内頭大仏殿 04-001

授業と関係のないことなんですけど…

「授業と関係のないことなんですけど」

 

と、今日、ある生徒さんからいわれました。

 

うちの個別指導では、

 

「接続語の空欄はうしろから解け」

「適切な手がかりが押さえられれば、正解できる」

 

など、個別指導の中で、生徒さんの改善点を「教訓ノート」なるものにメモさせています。その際に教師のホワイトボードに箇条書きで書いているのですが、ある生徒さんが

 

「うちにもホワイトボードがほしい」

「ホワイトボードってどこで売っているの?」

 

と聞いてきたので、

 

「アマゾンでもダイソーでも売っているよ」

と答え、取り急ぎアマゾンで検索した画面をタブレットで見せました。

 

 

このように子どもから

「~~したい」

という要望はできるだけ聞いた方がいいです。

 

たぶんこの子は、今日習った教訓をホワイトボードに書いて、家で毎日見たいのです。そして、自分のものにしたいのです。

 

「子どもがやる気をみせているタイミングを逃さない」

 

ぜひやっていただきたいと思います。

力が落ちてる。

今日、約一か月ぶりで生徒たちに会いました。

後期の子たちは今日、初めて夏期講習の授業でした。

そこで気づいたこと。

なぜ?と思えるような易しい問題で×になっている。

 

 

一学期では一週間に必ず一回授業があった。

これって大事だったのだなあと。

 

ゴールデンウイーク、夏休み、冬休みなどが明けてしばらくぶりに会うと、子どもたちは成長しています。背が伸びたり顔が大人びていたり。

しかし、以前できていたことができなくなっている、ということも忘れてはなりません。

 

もう思い浮かびますよね、あの格言。なんとかは力なり。

 

みなさん、気を付けましょう!

武蔵小杉・元住吉・日吉。綱島・自由が丘・東横線 難関中学受験国語専門塾

フジオカ国語教室

チャンスを逃さない

子どものころ、体のある部分の具合が悪くなり、家から電車で一時間かかる大きな病院に行くことになりました。しかし、当時、幼さとはずかしさとから自分の症状をお医者さんに正直に見せないままにしてしまいました。

するとその後、症状がさらに悪化し、再度受診することになってしまいました。さすがにこのままではまずいと思い、そこでやっと自分の症状について正直に話し、見せました。すると、その症状はしばらく後にきれいに治りました。

 

この時思いました。

本当に治すには症状を正直に言わなければならない、と。

 

これから夏期講習に入ります。

塾での面談や、授業担当者との話し合いの機会があったら、現状を正直に伝えましょう。そして、先生に質問するの際は、どこがどうわかっていないのかをわかりやすく、正直に伝えましょう。

 

一回一回のチャンスをいちいち逃していると、そのままできないままになってしまいます。

入試までに夏期講習はあと何回ありますか?

数少ないチャンスをムダにしないように気を付けましょう!

 

武蔵小杉・元住吉・日吉。綱島・自由が丘・東横線 難関中学受験国語専門塾

フジオカ国語教室

子どもの大人を見分ける本能ってすごい!

子どもの大人を見分ける本能ってすごいと思う。
ほとんど野生に近い。
子どもは人生経験が浅い分、嗅覚が鋭いのだろう。
「この人の言うことは聞きたくない。でも、この人の言うことは聞いた方がいい」
ということを瞬時に判断している。
まるでウソ発見器。
だから、教師はへんな媚びを売らなくても子どもはついてくる。
むしろ親御さんにこの力をわけてあげてほしいくらいだ。
最近、思い立って当教室の「理念」と「保護者様へのお願い」などをHPに追加しました。よろしくお願いいたします。
●理念1
「厳しくなければ塾じゃない。楽しくなければ塾じゃない!」
●当教室が求める生徒像
・自ら学ぶ意欲が高い
・人の考えを素直に取り入れられる
・目標達成に真剣に取り組むことができる
●当教室が求める保護者像
・教育に対する意識、意欲が高い
・子どもの学び、成長を応援している
・塾に対する理解・尊重の精神がある
●保護者の皆様へのお願い
 以上の生徒像、保護者像に合致しないと判断した場合、ご対応、ご入室をお断りする場合があります。
 当教室主宰者は開業の精神である「質の高い授業、指導」を徹底して追求しています。このため授業、指導に対する準備には時間と手間をかけて万全を尽くしております。
 さらに講演の準備、各種原稿執筆、教材作成、学校訪問、学校情報収集、入試問題研究、事務全般、清掃といった多くの業務にも携わっております。
 つきましては興味本意のお問い合わせ、むやみなスケジュール変更の依頼等はお断りいたします。目的ある入室相談、学習相談、その他の個別面談はメールにてお申し込みください。内容により有料となる場合があります。悪しからずご了承ください。
武蔵小杉・元住吉・日吉・綱島・東横線 難関中学受験国語塾 フジオカ国語教室

まるで疲れ切ったサラリーマンみたいな子がいる

某塾に通っている子に多いのですが、眉間にしわを寄せて、まるで疲れ切ったサラリーマンみたいな顔をして問題を解いている子を多く見かけます。塾で何と言われているのかわかりませんが、

「文章の中身がもっと理解できたらもっと楽しくやれるよ」

と言ってあげたいです。

中学受験は楽しんだ者勝ちですよ!

武蔵小杉・元住吉・日吉・綱島・東横線 難関中学受験国語塾 フジオカ国語教室

「母」は「パパ」だった!?

「母」の語源は「パパ」である。
母と言うことばは、大昔にさかのぼると、パパ➡ファファ➡ファワ➡ハハ と変化してきた。

ある意味すごいことですね。(4年生 論説文)
武蔵小杉・元住吉・日吉・綱島 中学受験国語塾 フジオカ国語教室

【中学受験国語 心に残る名文句1】

【中学受験国語 心に残る名文句 1

 20170513

「何かが世に行われるには三世代の蓄積が必要となる」

 自分が取り組んでいること(仕事、趣味など)が世の中に浸透するには三世代の蓄積が必要となるということ。

川端康成は自身の境涯にふれて述べた言葉。

文章中では「文章を書きながら会社経営をしているのは祖父の影響が強く作用しているに違いない」と語られている。自分の打ち込んでいることというのは実は自分よりもずっと前の世代から引き継いでいるものかもしれないということ。

武蔵小杉・元住吉・日吉・綱島・自由が丘 中学受験 国語 塾 フジオカ国語教室

 

 

「サピのテスト、よかったよ」

「サピのテスト、よかったよ」

「ほんと。いくつだったの?」

「60.2」

「エッ、…。 うそでしょ。」(※ふだん、「うそでしょ」とは言いません(笑))

「ほんと」

成績表を見せてもらったら本当でした。今回のサピックスオープン6年の国語の偏差値が60.2だったとのこと。

昨年の入室当時は国語偏差値30。

こんなに伸びるとは(^-^;

 

「うちの子、本当にできないんです」とおっしゃる親御さんが多いのですが、実は伸びる子だったというケースがよくあります。

この子たちに共通して言えることは、

 

「素直さ」。

 

ですから、一見やんちゃ系で勉強嫌いそうなタイプの子が伸びる場合があります。

昔はそういう子を色眼鏡で見ていましたが、最近はそういう目で見ていません。

かたや、優等生タイプの子で伸びない場合があります。

ただ、優等生タイプでも楽しみを見出して勉強する子は大丈夫。

結局は自分からやるかどうか。

楽しみを見つける、いい成績が取りたい、クラスが上がりたい、動機はなんでもいい。それをばねに自分から勉強するかどうか。

 

今回の子はますます勉強しそうな感じなのでこれからが楽しみです!

 

 

入学式の写真

さきほど、聖光に合格したお母様から入学式の写真を送っていただきました。

桜の木の下でお母さん、○○くん、工藤校長先生がや緊張ぎみに並んで写っているスリーショット。

工藤校長先生は

「この子を任せてください」

といっているような責任感に満ちた表情。聖光はやっぱりすばらしい。

このご家庭の合格に至る険しい道のりと、誰も予想できなかった大どんでんがえしを思うと本当に感無量です。

我々塾業界の人間はこの瞬間のために日々頑張っているようなもの。

この写真はどんな酒よりも酔い浸れます!

○○くんお母様、本当にありがとうございます!

○○くん、聖光で大きくはばたけ!

難問に立ち向かう子どもたち

某塾のすごいところ

 

ここ最近、某塾の教材を教えたり、見たりする機会が増えている。

正直、問題がかなり難しい。

記述問題でもかなり込み入った問題を出してくる。

解いている子どもはフーフー言いながら解いている。

子どもに頭をギュウギュウに絞らせ考えさせる問題。

 

こんな問題、つらいからだれも解きたくないだろう。

 

しかし、某塾は難関校合格者数ダントツナンバーワン。

みんな、自分も後に続きたいと思っている。

すると、みんながんばってこの難問に立ち向かう。

「やりたくないことはやらなくていい」という風潮の今日に、これだけのことをやらせてしまうとは、すごい。

洒落ではないが、難問を何問もやっているうちに耐性もできる。

動機は何であれ、がんばっている子を応援したい。

国語の授業がわかっている子ってどれだけいる?

「国語の授業がよくわかっている子ってどれだけいるだろう?」

最近保護者様、お子さんと話していて本当にそう思います。

「もっと早く解かないと点数が上がりませんよ」「ゆっくり考えすぎですよ」

などと某大手塾で言われた新小4の子がいます。

逆ではないですか?

じっくり解いていいし、考えていい。

そういうことができるのは今しかないのに、どうしてまだ低学年のうちからそのように言われなければならないのでしょうか?

こういうと、

「テストの点が低くてもいいのですか?」と思われるでしょう。

はい、それでいいです。

 

点数だけを見たらたしかにひやっとするでしょう。でも、お子さんがどの問題で時間をかけていたのかを見てあげてください。

あと、大人から見て「なんでこんなもんだいに時間かけているの?」

と思うこともあるでしょう。でも、それはその子にとってはそれだけ時間をかけたかったものなのです。

あと、お知らせしておきます。こういう子の方が後から伸びます。促成栽培はやはり「やわ」になってしまいます。

私は子どものころにじっくり考えることができなかったことを後悔しています。

もっと自分らしく間違えたりつまづいたりしたかったです。

いつも何かに急かされていた気がします。

自分らしく間違えたり自分らしく考えたりすることがすなわち自分を生きることなのでは。ちょっとおおげさかもしれませんが。。

うちの塾はみんなが納得して帰ることをよりいっそう心がけます!

 

文章を読まずに解いていた子が国語でクラストップに!

文章を読まずに解いていた子が今回のテストで、国語がクラストップになりました!

「国語の勉強をどこからどうしていいのかまったくわかりません」

と、ご相談いただいて入会されたお子さんがこの度、大手塾テスト国語でクラス内トップになりました!入会4か月にしての快挙です。

入会時は親子ともに絶望感が強い印象でしたが、今は第一志望校の合格が見えてきました。

文章を読まずに問題だけを見て解く子が少なくありません。この子もそうでした。もちろん、こんなことは言語道断です。しかし、こういう子たちはテスト時間内に問題が解き終わらないので、いっそのこと問題文だけを先に見て、その答えのありそうなところだけを本文から探して問題を解くということをしています。

こういうことをしている限り、国語の成績は絶対によくなりません。

一見回り道のように見えても、テスト時間内に問題が解き終わらなくても、まず文章をじっくり読む。その上で手がかりを押さえながら問題を解く。こうした基本を押さえる以外に道はありません。

この子は6年生の7月からこれを徹底してきました。

あなたも「印つけ」をしながら読むことから始めて下さい!