「これだけのお、金と時間を費やしてきて、『考えない子』ができてしまったらたまらない!」
先日、小5の娘さんを持つお父様と会食したときに、お父様はこう言ってました。
小4からある大手塾に娘さんを通わせているのですが、先日の算数のテストの点があまりに悪かったとのこと。
そこで、今までなかなか見られなかったこともあり、このGWに娘さんの勉強を久しぶりに見たところ、問題の意味をあまり考えずに、塾で習ったやり方(ブラックボックス)に単に数字を当てはめているだけだったそうです。しかも、娘さんは特に悪びれた様子もなくケロッとしていたそうです。
その娘の姿を見たお父様は愕然とします。
塾は次から次へと問題の解き方という「ブラックボックス」を子どもに手渡しているが、子どもはそれが何なのかがわからないままでいる。それでも、その次、またその次とブラックボックスがやってきて、消化できないままどんどん流されていくだけだと。
「このまま行ったらどうなるのか」
と不安になったそうです。
国語においても同じことが言えます。
文章の内容がよく分かっていないままに問題を解いて、文章中の言葉を使って「なんとなく書いてみる」、「なんとなく選んでみる」ということを繰り返しているケースが本当に多いです。
その背景には
「文章の読み方が『主観読み』になっている」「漢字、語句の知識が極端に欠如している」
などいろいろな要因があるかと思いますが、こういうことを続けているとただ時間とお金が浪費されていき、気づいた時には手遅れということになりかねません。
一度、普段の勉強の仕方を見直す必要があり、それはできるだけ早い方がいいです。
お子さまの成績表だけでなく、お子さまが問題に対してどういう取り組み方をしているかを今一度見直してみることをお勧めします。