楽しくなければ塾じゃない!

こんにちは。「中学受験国語鍛錬道場」です。

 

「塾に行きたくない」

 

子どもがこう言っている、というご相談をいただきました。

この言葉だけを聞くと、

「ああ、勉強したくないのね」

と大人は思います。

 

「何事も我慢が大事。がんばって行きなさい」

と言ってまた送り出します。

 

ただ単に勉強したくないだけだったら子どもが悪い。

でも、その原因が塾にあるとしたらどうですか?

 

 

「塾ではただひたすらよくわからないことをやらされているだけ」

「授業が全然わからない→友達とおしゃべり→先生に叱られる→だまる→授業がわからない→ …この繰り返し」

「問題を解いて答えを見せるとバツをつけられて、また解き直して持っていくとバツをつけられ、結局わからないまま終わる」

 

たしかに、子どもが文章を自力で読み、解き、正解するまでひたすら解き直しをするのは力をつけるために有効な方法だと思います。

 

ただ、これにはある問題があります。

 

それは、時間が異常にかかるということです。

 

もしこれが老後の生涯学習をやっています、というならいいでしょう。

しかし、受験勉強をしている子どもたちにはタイムリミットがある。

 

6年生の2月1日。

彼らに残された時間は、

4年生なら3年間、

5年生なら2年間、

6年生なら1年間。

 

 

この限られた時間の中でどうやって子どもたちの力を高めるのか。

これが塾の先生の使命である。

にもかかわらず、それを知ってか知らずか、ただひらすら読ませ、解かせ、違っていたら無言で突き返す。

しかもふんぞり返って。

 

 

これって何なんですか?

 

もし先生が、

・子どもにやらせる問題をすべて解き、把握している

・この子がどこでどう躓いているのかを予測している

・次どういう手を打つかまで考えている

・授業終時間まにどう収めるかを考えている

・家庭学習課題をどうするかも用意している

というのならまだいいでしょう。

もし、先生が上記のことを考えずただ突き返しているだけなら単なる怠慢です。

 

 

塾は子どもたちに(親に)とって最後の砦なのです。

塾でわからなかったら、後は泣き寝入りするしかないのです。

学校はつまらなくても義務だから行くしかない。

しかし、塾は違います。

なぜ行くのか?

楽しいから行くのです。

「楽しくって次も行きたい」と思うから塾に行くのです。

楽しくなければ塾じゃない!

そう思いますがいかがでしょうか。