〇〇くんお母様 「聖光合格は想定外。」
合格校 聖光学院一次、都市大付Ⅱ類、栄東A(東大)、立教新座
息子は4年生から本格的な受験勉強を始めました。最初はあまり成績も振るわず、しかし、中学受験未経験の私には、正直、その状態がどんな状態なのかがわからないままでした。
6年前期では国語の成績が低迷していて、4科偏差値は62前後でしたが、国語は54。このままでは、国語が足を引っ張ると思い、何とかしなくてはと思っていました。たまたま学校の前で弟が藤岡先生からビラをもらい、すがるような思いでメールで相談し、入塾いたしました。そのころから「志望校は浅野」と決めて学習に取り組むようになりました。
国語の成績を上げるのに、あと半年で間に合うのかという漠然とした不安がありました。息子は読解もひどい状態でしたが、文法や語句に関しても間違いが多く、唯一漢字だけはしっかり点数が取れるというありさまでしたので、どこから手を付けていけばいいのか本当に大丈夫なのか心配でした。
夏が過ぎたころは、少しずつ改善されてきている姿を見ることができるようになってきたような気がしたかと思うと、また振り出しに戻るというような繰り返しでした。テストの文章に書き込みがされるようになってきて、良い方向に向かっているのかと思うと、次のテストでは何の書き込みもない…。聞いてみると「書き込んでいる時間なんかない。文章を読んでいる時間もない」とのことで、幾度となく先生に相談し、指導していただきました。
秋ごろには、「いわれたやり方でやりたいけど、テストだとうまくいかない」とこぼしていたこともありました。そんなときもいつも先生に相談するようにと伝えてきました。
またそのころ「一日一長文」をするように伝えられ、どんなに眠くても、疲れていても、短いものでいいのでやるようにしました。
入試本番では、母の私のほうが緊張してしまいましたが、本人はそれほど緊張した様子もなく、2月1日は笑顔で終えることができました。2日の聖光では、対策をほとんどしていなかったこともあり、「落ちてもいいよ。でも、受験者最低点で落ちるのは恥ずかしいな」と冗談を言いながら送り出し、本人も、「1日よりも難しい問題ができるのが楽しみだ」というようなことを言って、リラックスして受験することができました。3日、本命の浅野では「緊張する」といっていたのに、気の利いた冗談を私も言えず、「とにかくいつもどおりで。頑張って」と送り出しました。結果、聖光が合格、浅野が不合格という結果になってしまいました。
第一志望の浅野にご縁がなかったのは、残念ですが、聖光に合格できたのは、壊滅的だった国語を根気強く指導してくださったおかげだと思います。
浅野が第一志望でしたが、浅野だけでなく、幅広く難関校の問題に取り組ませてくださったことが、聖光の合格につながったのだと思います。
合格は中学受験のゴールかもしれませんが、人生では、やっとスタート地点に立ったところだと思います。これからますます学業に励み、自分の道を切り開いていってもらいたいと思います。
藤岡先生のおかげでとても濃密な時間を過ごすことができました。
もっと早くに出会っていたら…と思います。
本当にありがとうございました。