小2、「私は記述問題ができる!」

世界中の注目を集めた2019年全英女子オープン最終ホールで5メートルのロングパットを決めなければならないときに渋野日向子選手は「これを決めたら優勝なのはわかっていたので、どういうガッツポーズをするかを考えていました」と言ったそうである。ふつうなら怖気づいてしまうところなのに、渋野選手はそんな前向きで自己肯定感にあふれたことをイメージしていたのである。

アメリカのある大学の研究によると肯定的な自己評価を持っている生徒ほど学業成績が伸びることが科学的に証明されたそうだ。「自分はできる」「自分には素質がある」という肯定的な信念がある人ほどグングン成長できるのである。

昨日、新型コロナ対策をしながら小2授業を行った。生徒たちが20字~30字の記述問題を次から次へとこなしてくれ、一番進んだ子は10題、300字ほど書いてくれた。小2にしてはかなりハードなはずなのだが、みんな楽しそうにやってくれた。

この子たちは「記述ができる」という小さな自己肯定感を持ちつつある。入試問題はもちろん、どんな難題でも乗り越えられるぞというマインドにつながってくれることを祈る。